2016年07月

 小松島のキーワードはずばり風。冬はバック向かい風で夏はバック追い風になる。だから先行は風向き次第。捲るなら早めに1コーナーから行くか、逆に捲り追い込みが良いかも。競り合いは原則としてイン有利の定石通りだが、冬はバック向かいなのでインは2コーナーを過ぎると風に当たって不利になる。直線はやや長め。特に伸びるコースはないので力通りの勝負になる。

見なし直線55.5m バンクレコード10.5(吉村和之)

決まり手(2015年7月1日~2016年6月30日)
差し-差し 78回(19.9%)
捲り-マク 52回(13.3%)
捲り-差し 49回(12.5%)
差し-先行 49回(12.5%)
差し-捲り 46回(11.7%)
差し-マク 36回( 9.2%)
先行-マク 35回( 8.9%)
先行-差し 14回( 3.6%)
捲り-捲り 14回( 3.6%)
捲り-先行 11回( 2.8%)
先行-捲り  6回( 1.5%)
先行-先行  2回( 0.5%)


捲り-マークより差し差しが多い。
先行-マークが少ない。
一着の半分以上が差し。

第10R
1◯中村 浩士 千葉 38 79
2へ園田  匠 福岡 34 87
3へ岡部 芳幸 福島 45 66
4 高原 仁志 徳島 35 85
5 小松崎大地 福島 33 99
6 有坂 直樹 秋田 46 64
7△原田研太朗 徳島 25 98
8◎横山 尚則 茨城 24 00
9 柴崎  淳 三重 29 91
 92 81 74 536
 狙いどころの多いよい番組だ。
 捲り屋ばかりの一戦だが、ここはラインの長い元徳島県民・小松崎が逃げる。しかし、末甘い小松崎では逃切りは難しい。捲り軍団がどのように配列されるかが問題だ。
 地元の原田が中団を回ればそれまで。だが、原田より前にいれば横山でも捲れる。その場合には原田はギリギリの捲り追込みで優参を狙う。頭までは届かない。
 好気配の園田は前が柴崎なので評価を下げた。ただし、小松島は不思議と追込みが利くから、得意の大外強襲劇は無視できない。

第11R
1△吉田 敏洋 愛知 36 85
2◎市田佳寿浩 福井 40 76
3へ小倉 竜二 徳島 40 77
4 高木 隆弘 神奈 47 64
5 村上 義弘 京都 42 73
6 小坂 敏之 栃木 43 74
7◯澤田 義和 兵庫 43 69
8 安部 達也 埼玉 38 83
9へ守澤 太志 秋田 30 96
 527 986 134
 地元の小倉は吉田マークで、村上は市田を連れて自力と、楽しみな構成だ。
 ラインのあるタマシイ自力では、村上はもとより付けた選手も連対できないのが普通。だが、番手が市田となれば村上の気合も一段と入ろう。
 吉田か逃げて村上が捲るというのが順当な読みだが、市田を連れているここは捲るにしても早めに仕掛けるはずだ。吉田の仕掛けが遅ければタマシイ逃げまである。「流れに応じて」のコメントに騙されるな。
 いずれにせよ、村上が吉田を制すると見た。積み上げてきたものが断然違う。


第12R
1 神山雄一郎 栃木 48 61
2△新井 秀明 熊本 36 85
3へ岡村  潤 静岡 34 86
4 筒井 裕哉 兵庫 35 89
5◎松岡 貴久 熊本 32 90
6 久米 康平 徳島 24 00
7 武田 憲祐 神奈 33 93
8へ川口公太朗 岐阜 26 98
9◯平原 康多 埼玉 34 87
 37 91 652 84
 小松島の番組はいいな。
 地元の久米に松岡-新井なんて妙な即席ラインを、平原-神山にあてがってくれた。
 また、「明日は村上さんと一緒になりませんように(笑)」とコメントした筒井にはウマ付だ。
 久米よ逝け。

KAGI

◆バンクの特徴
 クセのないバンクで、先行、捲り、追込みとどんな戦法でも力を発揮できる。コーナーが長く直線が33バンク並みに短い丸形バンクなので、自力型に向いている。夏場はバックが追い風、ホーム側が無風が多いので、先行は決まるし捲りもよく届く。夏場は好タイムも出やすい。ただ、コーナーが長いので、捲りは3角までに捲り切らないとブロックではじかれるケースが多くなる。遅めの捲りなら、3角ちょっと過ぎから仕掛けて4角まで我慢できれば、直線で外よりのコースがよく伸びる。先行は少々早めに仕掛けても最終コーナーまで持つことが多く、早駆けに乗る追込み型が有利となる。追込み型は最終コーナーで中を割った選手も良く伸びる。見なし直線52.8m。

◆注目選手
川端朋之(岡山95) 宮杯二勝

第10R
1へ鈴木 庸之 新潟 30 92
2◎稲垣 裕之 京都 38 86
3◯池田 憲昭 香川 34 90
4 飯嶋 則之 栃木 37 81 
5へ近藤 隆司 千葉 32 90
6 佐々木則幸 高知 39 79 
7△渡邉 晴智 静岡 42 73
8 萩原 孝之 静岡 38 80 
9 松岡 健介 兵庫 38 87
 14 578 923 6
 ひと月以上の調整期間を経た稲垣。はたして復調はなったのか。
 ともかく、機関車付きのここでは逆らわない。
 「バック本数増やしたいね」との追加・近藤の反撃が早ければ松岡は残らない。池田で追走可能と見た。

第11R
1 浅井 康太 三重 32 90
2 牛山 貴広 茨城 35 92
3◎和田真久留 神奈 25 99
4 荒井 崇博 佐賀 38 82
5 林  巨人 愛知 33 91
6 池田 勇人 埼玉 31 90
7 坂口 晃輔 三重 28 95
8◯内藤 秀久 神奈 34 89
9 牧  剛央 福岡 42 80
 49 175 38 62
 近時一息の感ある浅井の気配に注目する一戦だ。直っているのか。過信禁物。
 その浅井を蹴飛ばしたいのだが、この構成では・・・。
 早い仕掛けはないここ、落後であることや、ラインの短さにも目をつぶって、和田マクルの逃げでどうか。

第12R
1 友定 祐己 岡山 37 82
2へ和田健太郎 千葉 35 87 
3へ稲川  翔 大阪 31 90
4 安部 貴之 宮城 32 92
5 石井 秀治 千葉 37 86
6 齋藤登志信 宮城 43 80
7 新田 祐大 福島 30 90
8 松岡 篤哉 岐阜 34 97
9 西川 親幸 熊本 50 57  
 746 52 839 1
 新田は過密配分だ。その新田を蹴飛ばしたいが、この構成では・・。
 石井は落後だし、番手廻りそうなのは稲川だし・・・。 

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